従姉妹が心配してきてくれまして

母が入院してからひとり暮らしになって家事をいろいろするようになったのだが、ちょっと時間があると手持ち無沙汰になる。母と二人なら韓流ドラマでも観て、あーでもないこーでもないと話をするが、一人でTVに向かって話すのもなんなので、おそらくもう帰ってこない母の身の回りの物を片付け始めた。

ちなみに、私の性格から一人でいることは全く苦ではない。複数で盛り上がりたいときもあるのだけど。私を気遣ってくれる人は「寂しいでしょ」と言ってくれるが、少なくとも今のところ寂しいという気持ちはない。「片付けどうしよう」という状況なのだ。


結構前に一番下の叔父宅に遊びに行った時に、母から「コストコで買ってきてもらって」と指令が来た。何だったか忘れたがいろいろ買ってきてくれと頼んでいた。だから、義叔母とそこの次女いとこが車でコストコに行ってくれて、母の欲しい物を買ってきてくれた。中には重いものがあったので次女いとこが気遣ってくれる。

「今度○○ちゃん(母の名)のところに行くからその時持っていくよ」。それはありがたい。私は軽いものだけを持って帰宅した。

しかし!

一向に次女いとこが来ない。行く行く言っているのになかなか来ない。そのうちどんどん日にちが経って、結局母は救急で運ばれ入院となったわけだ。

次女いとこは母によく懐いていた。昔はしっかり地に足がついていない感じのヤツで、母は何かしらいとこの話になると「○○(次女いとこの名)はどしてるかしら?」と一番名前があがる。だから可愛がっていた・・・というより、一番心配していた。そうやって心配すればするほど連絡をもらうと嬉しそうだったし、どっかに行きたいとなると「○○(次女いとこの名)に連れてってもらおう!」と一緒に出かけるのを望んでいた。

母の入院後、そんな次女いとこから私に連絡が入る。叔父から母の入院を聞いたようだ。「○○ちゃん(母の名)はいつもいると思って行ってなかったからさ・・・」。その気持ちもわかる。親戚軍団が集まった時の母は人一倍元気に喋っていた。いつもいる、いつも喋ってる。

そういえば誰かが冗談で「○○ちゃん(母の名)は喋れなくなると死んじゃう」って言ってたなぁ。

このいとこは何が良い性格だって、とにかく優しい。ひとり暮らしになった私に気遣ってくれたのだ。「一人で大丈夫か」「ご飯食べられているか」。そしていとこは「明日の夜は忙しいの?」と言う。次の日仕事のあとそのまま私のところにやってきた。

うちに来るの?母のとこじゃなくて?まぁ、今はお見舞いできないけど。つうかなんでウチ?

入院した母ではなく、ひとり暮らしになった私のところに飛んでくるあたり、なぜ?という感じなことなんだけど優しいのだ。私はご飯の支度をしていとこを待った。あ、タバコ買ってきてくれって頼んどこう。

そのうち本当に現れたいとこ。二人で食事をしながら話す。「家の片付け大変だから手伝いに来てよ」「いいよ」。この日はまた次の日が仕事なのでご飯を食べてすぐ帰ったけれど、改めて手伝いに来てくれると約束してもらった。と話しているところに電話が鳴る。叔父からだ。

「○○(いとこの名)が帰ってこないんだけど、GPS見たら横浜にいて・・・○○行ってる?」

はい、来てますとも。ご飯食べてノンアル飲んでますとも。

「お父さんに言わずにこっち来たの??」

おそらく、気持ちが落ち着かなくて、どうしたら落ち着くかわからなくて、勢いでうちに来ちゃったんだな。こういうところがおもしろくて、そして優しいヤツなのだ。


何人もいるいとこのひとりを記事にすると、他のいとこのことも書かないとねぇ。さてどのエピソードを持ってこようか。

というか、ひらがなで「いとこ」だと文章の中に埋まるね。従兄弟とか従姉妹って書いたほうがわかりやすいか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました