母が亡くなって一人暮らしを始めてからも、外食はせず自炊をするようにしている。家で仕事をするようになってからは自分が食べる夕食のメインは自分で作っていた。それでも味噌汁だけは自然に母の担当だったから、入院する2,3日前までは母の味噌汁を楽しんでいた。
今日はじゃがいもと玉ねぎの味噌汁。母がよく作ってくれたあの味噌汁だった。
私が育った家庭では毎回味噌汁が出る。母が作ったナポリタンの日はコーンスープが付いたりするのだが、それ以外は洋食の日も味噌汁が出ていた。暑い夏でも、疲れた時に食欲が落ちても、「味噌汁だけは食べたほうがいい」と作ってくれていた。
母の味噌汁の具といえば
- じゃがいもと玉ねぎ
- わかめと豆腐
- あさり
- しじみ
- ナス
- 豆腐と揚げ
- わかめと玉ねぎ
- 大根
うちの味噌汁には長ネギは入らない。私が苦手で食べられないからだ。だから母は刻んだ長ネギをたっぷりビニールに包んでジップロックに入れて、冷蔵庫に常備していた。私以外の家族はその長ネギを後乗せするのだ。
母の味噌汁のレシピはとてもシンプルで、出汁は粉末。具が煮えたらスーパーの味噌を溶かすだけだ。ところがスプーンやカップで計るわけではない。母がいつも言う「テキトー」。それでも毎回しっかり同じ味になるんだから驚く。
特に味見もしない。母はよくできた味噌汁を飲んで「あたしすごくない?」と自分で言っていた。
そういえば亡くなったうちの祖母が施設に入って「早く家に帰りたい」とくり返し言っていた時、「ママの味噌汁が飲みたいわよ」ともよく話してたな。
その母の味噌汁を真似して、今は自分で味噌汁を作っている。もう母がいなくなって半年以上経つのだが、その間いくらみそ汁を作っても一発で味が決まらない。まだまだ修行が必要だ。そういえばまだ、ナスの味噌汁は作ってないな。これから暑さが増してナスの時期に入ってくるから、そろそろナス行ってみようか。
味噌汁ダイエットなんてのもある。正確にはご飯と具だくさん味噌汁だけをいただくダイエットだ。今日作ったジャガイモの味噌汁なんかそうなのだが、プチトマトを加えると良いそうだ。私もたまに入れる。


