やっぱり本家ではお寿司でして

GWはいろいろたいへんだった。とにかく会社の売り上げを伸ばす方法の模索。それを補う副業やバイトの模索。夏期講習にはもっともっと生徒増やさないといけないなと思いながらいろいろ。

でもやっぱり長い休みには、本家叔父宅と一番下の叔父宅には行かなくちゃなのだ。


長い休みといえば、母方のじーちゃんと本家の叔父の墓参り。GW中の1日を利用して、相模原まで行ってきた。

事前に義叔母に電話しておいたのだが、本家のいとこ達はみんな仕事だそうで「みんな来られないのよぉ」という義叔母。きっと私の迎えや送りに車を出してもらおうと連絡とってくれたのかもな。でも私のルートはいつも決まっている。某JR横浜線駅→シータク(正式名称:タクシー)→某霊園でお墓参り(その間シータクには駐車場にステイしてもらっといて)→シータク→本家となるのだ。霊園から本家はそう遠くない。

本家に着くと義叔母と祖母が待っている。早速「飲むー?」という義叔母。メニューはビール?サワー?って感じ。最近、義叔母はビールだけでなくサワーの味も覚えたそうで、これ美味しくて飲みやすいのよと、いつも飲んでいるサワーを私に飲ませてくれた。確かに甘くて飲みやすい!今はなんか、ビールだけじゃなくてサワーでも、パカッと大きく口の開く缶があるんだな。しかもその中には、ペロッと1枚生レモンスライスが浮かんでいる。へ~って感じで、義叔母とお酒を飲んだ。

私のお土産は季節がら「柏餅」。母の大好きだった風月堂の柏餅・みそ餡だ。近所の人みんな好きみたいで、あっという間に売り切れるから、母はいつもみそ餡を買うために早起きしてた。それをつぶ餡・こし餡と一緒に買ってったら、二人とも美味しそうに食べてくれた。ばーちゃんには「お餅だからちっちゃく食べてね」なんて言いながら。ちなみにそのとき風月堂に残ってたみそ餡はごっそり全部買ってやったぜ。

そのうち、本家恒例の桶に入った出前寿司が届く。今日は私一人だし、大層な客じゃないんだからいいのにと思ったら「こういう時じゃないと思いっきり食べられないから」と、半分義叔母の希望を満たすための寿司でもあった。これもまた三人で美味しくいただく。義叔母が「おいしいおいしい」と言いながら食べているのを見ながら、「自分が来ることも役に立ってんのかな」と思う。義叔母の幸せそうな顔は見られる私も結構幸せだ。

祖母は元気だ。「身体の方はどう?」なんて話しかけると「病気もしないで元気だよー。頭以外は(笑)」と答える。数年前からボケが始まっていて、いろんなことを忘れてしまう。でも「嫌なことがあっても忘れられるんだから、それはそれでいいこともあるじゃん!」と返すと、「そうだねー」とまた笑顔を見せる。

でも、いろんなところに行っちゃって、たまに帰ってこられない時もあるそうだ。いつもくっついているわけではないけど、義叔母は祖母が今どこにいるかの所在確認だけは常々している。目線がいつも祖母を追っかけていた。神経使うなぁ。たいへんだ。

母は自分の余命を知ってから時折「○○(義叔母の名)には本当に申し訳ないと思う。お母さん押し付けちゃうようで」と言っていた。本家の祖母はうちの母姉弟の母になる。祖父の後妻だから、新しい母親だ。祖母はずっと叔父とともに暮らしていたのだが、その叔父が先に亡くなった。従兄弟達もみんな独立しているし、今は“嫁さんと嫁さんの義親子二人”が本家を守っているのだ。母は自分の母の面倒を見てもらってる上に、自分が先に死んでしまうと思ったとき、心から申し訳ないと思ってしまったようだ。

しかし義叔母は強い。何かが起きたとして「○○ちゃん(叔父の名)だったらきっとこうするはずだ、だから自分もこうしなきゃ」と思える人なのだ。本家の人としての責任感というか、私から見ると「スゲー人」に見えてしまうのだ。だからうちの母も、申し訳ないと思いながらも義叔母に祖母と暮らしてもらう安心感はあったのだと思う。私はというと、行けばいつも歓迎してくれるからとっても嬉しい義叔母だ。

帰りは足がないから、十数年ぶりにバスで駅に戻る(ここ数年、従兄弟や弟の車だったりシータクだったりしたので)。本家から歩いて10分程度のバス停。義叔母がバス停まで付き合ってくれた。昔たくさん並んでいた団地が建て替えられて、半分以上が綺麗なマンション風に変わっていた。「あそこもここも変わったんだよ」なんて話をしながら歩く。叔父も母もいなくなって、私は義叔母と初めて二人きりで歩いた。

そういえば、行ってすぐ祖母に声をかけた時に祖母が返した言葉。

「ママは元気?」

いや死んだから。ばーちゃんも葬式来てるから(笑)。

また「寂しい寂しい」と言って泣く祖母。じーちゃんばーちゃんと呼べる人が普通の人の2倍いた、私の育った環境。最後に一人残ったばーちゃんが、ボケちゃったって身体元気にいてもらうのは嬉しいものだ。そのたんびに思い出させるのかもしれないから悪いなぁと思うんだけど、また甘えてお寿司を食べさせてもらいに行くよ。義叔母と祖母の幸せそうな顔を見るために。

バスに乗る時に義叔母に言った。

「今年からうちはお中元は贈らないよ。夏はお土産持って直接顔を見に来るから。」


この一連の行動は、一番下の叔父宅に行って終了するのが定番。このあと私は一番下の叔父宅に向かう。

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